メディア取材・出演歴
2018年06月07日 日経DUAL:「両親を手助けしたく送金を続けることは親の呪縛? 妻に隠していることも心苦しい。」/リレー連載「あの人に聞いてほしい… DUAL 悩みの時間」ご取材いただきました
子育て世代のかたで、お読みになられている方も多いのではないでしょうか――『日経DUAL』。
こちらで展開されているリレー連載「あの人に聞いてほしい… DUAL 悩みの時間」にて、
私、麻生マリ子は【虐待・毒親・暴力・ひとり親家庭】の悩みにご回答させていただいております。
ご取材いただき、ライターさま・編集部さまが、大変わかりやすい記事におまとめくださっています。
今回のご相談者様は、30代の男性。
・60代のご両親が障害者支援施設を自営で営んでいる
・その事業資金が足りないことがあり、ご長男であるご相談者様を頼って、資金援助のお願いがある
・妻に内緒で数十万円単位で貸している
・返ってくることもあるが、返ってこないこともある
・子どもは就学前。これから教育資金などかかっていくことなど、普段から頭を悩ませている妻に打ち明けられず罪悪感を抱えている
・友人に相談すると「親の呪縛だ」と指摘された
……とのことで、さまざまなことの板挟みになっておられ、ご相談メールをお寄せくださったご様子が感じられました。
キーワードはいくつかあります。
- ・ご両親の事業が「障害者支援施設」という、社会貢献・弱者支援の事業に映ること
- ・ご相談者様にとって、ご両親への資金援助が「親孝行」「育ててもらった恩返し」のお気持ちであること
- ・ご相談者様が「ご長男」であること
さて、私、麻生マリ子の専門分野は、あくまでも「心理」「心理相談」ではありますが、ときとして、それだけでお悩みを解決することが難しい場合があります。
なぜならば「心をラクにする」ことだけが、ご相談者様の目的であれば、それで十分なのですが、
それだけではなく、ご相談者様がより具体的な解決策を求めていらっしゃる場合。
その場合は「心理」だけで解決できるものではないためです。
そのため、麻生マリ子、ならびにあそう家族総合研究所は、弁護士や医師、行政、身体や運動、依存症、介護などなど――国内外のさまざまなプロフェッショナルと連携して「日本家族」の問題に取り組んでいます。
今回のご相談につきましても、日本家族の歴史的文脈や、法的視点も必要でした。日頃よりお力をお貸しくださる先生方に感謝しております。
こちらの連載は、オリエンタルラジオ・中田敦彦さん、眞鍋かをりさん、小島慶子さんといった著名人の方、また各分野のご専門家、第一人者の方が、読者様から寄せられるお悩みメールにご回答されています。